2012年3月20日火曜日

リージェント・カレッジのコミュニティ

冬学期もあと残り1ヵ月弱となりました。今週はリーディングウィーク(1週間授業休み)なので、課題の読書をこなしながら、少し落ち着いた時間を過ごしています。昨年9月に入学してから、既に7ヵ月が経ちますが、今日はリージェントカレッジのコミュニティ(人間関係)について紹介したいと思います。


神学校としてのコミュニティを建て上げるために、リージェントでは毎週火曜日の11時からチャペルタイム(1時間の礼拝)と12時からスモールグループの交わりを持っています。スモールグループは20ぐらいのテーマ別のグループに分かれて交わりを持っています。例えば、Women's Mdivグループ(女性教職を目指す人々)、Marketplaceグループ(職業を通して将来仕えたいと思っている人)、Artグループ(美術関連に興味のある人)、Filmグループ(映像・フィルムに興味のある人)などなど、それぞれの興味、趣味に合わせてグループを自由に選ぶことができます。ちなみに私は、Familyグループ(小さい子供がいる親のグループ)に参加していて、約10家族(子供合わせて30人くらい?)が毎週集まっています。スモールグループでは、お互いの近況を共有したり、祈りの時間を持ったりしていますが、このグループでの人間関係が、カナダに来たばかりの私たちにとって大きな支えになりました。

入学してから3-4か月経ってくると、授業や神学校のイベントで出会った友人との関係も広がってきました。私は家族(妻と娘)を持っている学生なので、家で一緒に食事をしたり、レジャーを楽しんだりするのは子供を持った夫婦が中心になります。年末から今月にかけて、一緒に食事をした学生の国籍を振り返ってみると(&は国際結婚という意味です)

・ブラジル
・アメリカ
・マレーシア&香港
・香港
・中国
・韓国
・シンガポール
・韓国&カナダ
・カナダ
・カナダ&日本
・アメリカ&韓国

日本人なので、自然とアジアの方々とお付き合いすることが多くなりますが、本当にいろいろな国籍の人と知り合いになっていると思います。もちろん、国籍や文化だけではなく、教派や職業も様々で、カリスマ系の背景を持った友達から、アングリカンの育ちの友人、元投資銀行マネージャーやベンチャー企業経営者など、交わりを持つたびに、いい刺激をもらっていると思います。こちらはPotluck(ポットラック)という持ち寄りの食事会が人気で、毎週のように家族で集まっては、ワイワイと食事を一緒に囲んで、楽しい時間を持っています。


ちなみに、コミュニティでの異文化体験では、ちょっと日本では想像できない事態も起こることがあります

・ほぼ初対面の相手に「子供2人目は予定しているのか?いつなんだ?」と聞かれる

・3人グループで祈っている途中に、ひたすらスープを飲み続けてるお母さん(相当急いでいたのでしょう)

・ほぼ時間通りに集まらない(6時に集合!ではなく、6時から食べ始めるので5時半から6時の間に来てくださいという説明が必要になります)
最初はいろいろな違いに戸惑うこともありましたが、最近は違いも楽しめるようになってきたと思います。

卒業後は、それぞれの国に帰って、牧師になったりミニストリーに携わることになると思いますが、神学校のコミュニティを通して築いた人間関係が、将来も続いて行くことを楽しみにしています。ちなみに、秋学期は日本人たった1人でしたが、冬学期から2人になり、今年の秋には日本人コミュニティがリージェントの中に誕生しそうです! 英語の勉強も大切ですが、学校内で母国語で話せる相手がいるというのも、とても嬉しいことです。


















(バンクーバーは冬から春にかけて雨ばかりですが、最近は晴れる機会が増えてきたと思います)

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